毎日、和樹と電話で喋っていた。

夏休み中・・・。

でも、その夏休みも、終わりに近づいていた。

ひぐらしが、カナカナカナカナ・・・と鳴いている。

「和君。明日、新学期だけど。喋れる??」

「ぁー・・。そういえば、そうだな。でも、俺ほとんど、サボってるし・・・。
まぁ、話せるときは、メールすっからww授業中にもww」

「授業中にもーー!?」

「たぶんな(笑)」

「ぇー・・・だったら、私サボることー!?」

「まぁな(笑)でも、妃華乃頭いいだろ?学年で2位じゃん(笑)」

「そうだけどー・・。って、何で知ってるのー!?」

「張り出されるじゃん(笑)」

「・・・・。んじゃ、きるねっ!」

「はいはい。明日ナ!」

「うん・・・。」

プッ・・・

さっきから、胸の奥が熱い。

心臓が・・・・飛び出そうなくらい、鼓動も、早い・・・。

どうしちゃったのよ・・・。

私・・・・。