私は恋を一度もした事がない…。
恋ってなんなんだろう⁇

結局、香里奈に言われた事しか頭に無いまま1日が終わった。

「栞菜ぁ~、一緒に帰ろぉー」

「いいよぉー」

「あっ、松井ちょっといい⁇」

急に山田くんが話しかけてきた。
私はビックリして香里奈の後ろに隠れた。
香里奈がふざけたように言う。
「なぁに、あんたまさか栞菜に告るとか…?(笑」

「だったら悪いのかっ⁈(照」

その瞬間私は頭の中が真っ白になった。
「う、嘘でしょ……⁇」

「嘘じゃねぇって」

香里奈と河瀬くんが後ろでニヤニヤしていた。

私は思わず自分のほっぺをつねってみた。
「い、痛い…」

「お前馬鹿か⁇(笑」

「ば、馬鹿じゃないもんっ(照」

「もぉいいから(笑
で、栞菜返事はどうするの⁇
早くしないと私、北斗と先に帰るよ⁇」

「だめぇー!!!!」

「じゃあ、どうすんの⁇」

「うーん……どうすればいい⁇」

「俺的にはYesかはいがいいけど…」

「あんたは黙れっ!!!!
これは栞菜自身が決める事なんだから」

「すみませんねぇ〜
松村と話してるとつくづく北斗は何でこいつを選んだんだろーなと思うわぁ(笑」

「お前は人の彼女の悪口を言うな!!
それより今は圭介と松井の事なんだから俺らは関係ないだろっ!!!!」

「そーでしたね。すんませんすんませんで、松井返事は決まったか⁈」

「う、うん…」

「付き合ってくれるのかっ⁈⁈」

「うん…(照
今まで恋をした事が無かったからちょうどいいかなぁと思って…」

「よっしゃぁ〜!!!!!!!!!!」

こんな感じで山田くんと付き合う事になった。

香里奈と河瀬くんにも祝福され帰りは4人で帰った。

途中で香里奈と河瀬くんと別れてから2人きりになったときに山田くんから
「何て呼べばいい⁇」
と聞かれ私は声が裏返りながらも
「か、栞菜!!!!」

「ははっ分かった。栞菜な。
じゃあ俺は圭介で。これからよろしく。」
「こちらこそよろしくお願いします。」

「なんか栞菜硬くない⁈(笑」

「そ、そんな事ないよ(汗
ただ緊張してるだけだよ(笑」

「なら良かった(笑
で、栞菜の家ってどこだっけ⁇」

「ここだよ」