*栞菜Side*
「ふぁ~」
大きく伸びをしながらカーテンを開けにベッドから降りる。
カーテンを開けると眩しい光が入ってくる。
「良く寝たぁ〜」
陽を浴びながら言う。

「栞菜〜ご飯よ〜!!」

「はぁい」

着替えを終えてドタドタと音を立てながら階段を降りると朝ご飯が机に並んでいた。

「いただきまぁーす」

「栞菜、ゆっくり食べてる暇無いわよ。時計見ながら行動しなさいね~」

にこにこしながら言うお母さんをみて栞菜は時計を見た。

「7時50⁈⁈
や、やばいっ!!!!遅刻するー(汗
まま、行ってくるねっ!!!!!!」

「はい、いってらっしゃい」

急いで家を飛び出し、ダッシュで学校に行った。

「8時20分…セーフセーフ」

息が荒いまま教室に上がると香里奈が呆れたような顔で近付いてきた。

「栞菜、また遅刻しそうになって急いできたでしょ⁇」

「何で分かるの⁈」

「髪の毛乱れすぎっ!!!!息荒れすぎっ!!!!それでも女の子なの⁈⁈」

「もぉ〜、香里奈はいっつもそれ言うんだからぁ〜(笑」

「キーンコーンカーンコーン」

「あっ、チャイム鳴った!!!!栞菜!!後で髪治してあげるからっ!!!!」

「ありがとっ!!!!」

それぞれ自分の席に着いた。