「浅見羅菜ちゃん、浅見梨菜ちゃんです。みんな仲良くしてあげてね。」
私は五歳のときに今住んでいるこの街に引っ越してきた。

その時は、知らない子ばっかりの保育園が怖くって仕方なかったな...

でもそんな時に初恋の相手の君に出会ったんだよね。

「ねぇー、りなちゃんいっしょにあそぼうよ。」

「りなじゃないもん!らなだもん」

「ごめんね。らなちゃん」

「ぼく、わしやゆうき。よろしくね」

「おともだちになってくれるのぉー?」

「うん」

優希と出会った時の会話今でも覚えてるよ。

最後にした会話も...

優希はこのころのこと覚えてた?

毎日私と、梨菜と、優希と、梨菜のお友達だった康平と4人で遊んでいたよね。

今も康平とは会ってるよ。

別々の高校だけど時々あって優希たちの話をするんだ...

あのことは未だに話せないんだけどね。

ねぇ...優希

私達ってあの頃はずっといっしょにいられると思ってたよね。


でも、本当は違ったんだよね

もっと1日、1日をずっと大切に生きていけばよかったね...

そうしたら優希にも...

楽しい思い出が増えていったのに...