見舞いの時間も終わり、俺と小雪はトボトボと病院を後に歩きだした。 「クリスマス、3人で過ごせると思ったのに…」 外は真っ暗だが小雪の悲しそうな顔はすぐにわかった。 「…しょうがねぇよ。とりあえず、お前は友達ん所に泊まるんだろ?送るから」 俺がそう言うと小雪は慌てて 「いっいいよ!大丈夫!そんな迷惑かけらんないよ!」 と、大きな声でそう言った。 …何だか様子がおかしい。