そんな風に思いを巡らせていると、学校で過ごす1日はあっという間に終わった。 「何か、今日の龍は1日中上の空だったな。」 放課後、タカシにそう言われたが 俺はすぐに 「うるせー!俺は忙しいの。」 そう言って教室を飛び出した。 今日も見舞いに行く。 俺が、壮太を支えられるのなら 出来る限りの事をする。 改めてそう思いながら、俺は病院へ向かった。