そんな壮太が病で倒れたとき
俺は自分がはがゆかった。


神様がいるなら許せなかった。
世の中下らないヤツほどのうのうと生きて、壮太みたいないつも周りを考えて全うに生きてるヤツがこんなことになる。


なんでだ?
なんで壮太なんだよ。


神様を恨みながらも、病に効くお守りがあると聞けばその神社まで飛んでいった。


何度も祈った。
壮太を治してくれ。
壮太を元気にしてくれ。



壮太には言えないけど。