「…してねーよ。言い方は優しくなかったかもだけど、間違ったことした覚えはない。」


俺も負けじと大きな声でそう言った。


クラスのみんながざわつきだす。



「俺さー、龍と付き合い長いけどコイツすっげー口悪いの!でもイイヤツなんだよな!誰かの一言で人を無視するようなヤツらより、何倍もイイヤツ!」


壮太の大きな声は続く。
それは俺じゃなく、周りに訴えるようだった。