すみれは、俺の言葉を聞いて固まっていた。予想外。といったカンジだった。



「どうして無理なの?私の嫌な所あったら直すよ?」


すみれはすぐに顔をニコっと戻してそう言ってきた。



「いや、そういうんじゃなくて…」


俺が言いかけた時に、なんとすみれは泣き出してしまった。


その時だ。


体育館の影に隠れていたらしい、数人の女子が急に出てきて、すみれの周りに集まった。