病院へ着き、急いで病院へ行くと
部屋の前に壮太のお母さんがいた。


「龍君。…来てくれたの。…あら、その子は…」



お母さんが小雪に気付き 、そう話しかけると


「小雪です。小さい頃、よくお世話になった…」


小雪がそう答えるとすぐに



「小雪ちゃん!あんなに小さかったのに…大きくなったわね!」


壮太のお母さんは、小雪の事をちゃんと覚えていたらしく嬉しそうにそう話した。


「…あの、壮ちゃんは…」


小雪が不安そうに尋ねると


「…今、眠ってるのよ。それでもいいなら会ってやってくれる?」


壮太のお母さんはそういうと、
静かに壮太のいる病室のドアを開けた。