「…ごめん。俺なんかが来て。壮太に会いたかったよな…」


きっと小雪は、俺より壮太に会うのを楽しみにしてただろう。
そう思うと、何だか必死に服選んでもらってここにいる自分が滑稽に思えてきた。


すると、すぐに小雪が

「何で!龍ちゃんすら来てなかったら私本気で泣いてたよ!壮ちゃんとはいっぱいやり取りしてたけど、龍ちゃんは全然メールの返事もくれないんだもん!




…龍ちゃん来てくれるかなってずっと不安だった。だから、来てくれて凄く嬉しかった。」



正直、俺はそんな小雪の言葉が嬉しくてたまらなかった。