あれから日にちはあっという間にたってしまって
気付けば日曜の朝だ。
昨日は病院で壮太に
『頼んだぞ。俺のことは上手くごまかしといて。あと、小雪泣かせんなよ!』
なんて言われてしまった。
泣かせるわけねーだろ!
なんて、思ってたけど俺の意地っ張りな性格の上にお上品とは言えない言葉遣い。
俺は自分で自分が少し怖くなり、結局昨日の夜は眠れなかった。
「りゅーうー。入るよ!」
ノックと共に姉貴が部屋に入ってきた。
「よう!龍!久しぶり!」
姉貴の彼氏である
飯田 瞬(いいだ しゅん)
も一緒に入ってきた。