「…ここだけの話な。おれも彩佳に会うまではチャラくてダセー男だったよ。




…でも、そんなある日レディースのショップにカワイイ新人スタッフが入ってきたっていうから、俺の店のスタッフ逹とその店に見に行ったわけ。



そしたら…」


そこまで言うと瞬さんはこっちを見て、俺の目をじっと見つめてきた。



「そ、そしたら?」

俺は恐る恐る瞬さんのセリフを繰り返すと…



「…天使がいた。」





瞬さんの思わぬ一言に俺はドリフのようにずっこけた。