「飯、まだだろ?炒飯とかでいいなら作れるぜ。」


人参や玉葱を冷蔵庫から取り出しながら言った瞬さんの言葉に、俺は返事よりも先にお腹の音がぐぅ。となってしまった。



「あ、いや、その…」

俺は猛烈に恥ずかしくて自分のお腹を抑えながら、どもってしまった。



「ぶっははは!お前、本当に素直なヤツだな!すぐ作るから待っとけよ!」


瞬さんはそう言ってキッチンへ向かって行った。




瞬さんは手際よく、あっという間に炒飯と玉子スープまで作ってしまった。