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昼休みが終わって教室に戻ったけど、

鮎夏はいなかった。




馬服先輩とうまくいってるといいんだけどなぁ。





5時間目が始まっても鮎夏はかえってこなくて、

授業中に藍堂くんに話しかけられた。



「なぁ、鈴原どしたの?」

「あー……まあ、気にしないでっ」



藍堂くんは、一瞬しかめっ面をしたけど、何かを察したようで


「まあ、体調不良とかじゃなければいいんだ」


と言ってくれた。