「ちょっと姫那!!!いつの間に片桐先輩とあんなに仲良く⁈」



「鮎夏、片桐先輩のこと知ってるの?」




驚いた顔をして質問してきたのは、
親友の鈴原鮎夏 スズハラアユカ



「そりゃあ、もちろん。我が校の王子様だもんね」




お…王子様⁈





「仲良くないよ?…というか、今日初めて話したし…」


鮎夏は一瞬固まって、何故かそのあとニヤニヤしはじめた。






「ふぅ〜ん。片桐先輩もやるわね…」



「やるって何が?」



「そのうち姫那も分かるよ」



ゔぅー。鮎夏の意地悪…