「豹先輩っ!おはよーっ!!」 姫那が笑顔で俺に手を振ってる。 ……夢じゃないよな? 昨日の出来事が嬉しすぎて、ついニヤけちまう。 「ん。おはよ」 自転車を押しながら学校までの短い道のりを、2人で歩く。 隣をちょこちょこと着いてくる姫那。 やば、こいつ可愛すぎ…… 今日は栗色の綺麗な髪を、丁寧に巻いてある。 歩くたびに揺れて、可愛さが増す。