俺の母親は、この学校の理事長だったりする。 普段は親の権力を使おうなんて思わないが、 今回は別だ。 「はっ…はい!!!」 そう返事して、絵梨香という女は逃げていった。 体育館の旧倉庫か…。 再び、体育館に向かって走り出した。