その言葉を聞いた瞬間、俺は走り出した ……くそっ 俺のせいで姫那を傷つけることになるなんて 無力な自分に腹が立つ 行くなら……人気のない場所か 図書室、資料室、裏庭をまわるが、何処にもいない 最後に体育館に向かおうとした時、 絵梨香という女が、前から歩いてきた。