「お…はよぉ……」


「ん、姫那起きたか。おはよう」


眠い目をこすりながらパジャマのままリビングへ行くと、ひーくんが朝ごはんを食べていた。

パパとママは一昨日から2週間の出張で、今は家にいない。


テーブルにつくと、ひーくんが朝ごはんを出してくれる。



「ありがとう」


「まだおかわりあるからいっぱい食べろよー。姫那には、これ以上痩せられちゃったら困るから」


「……はぁーい」



前に、そんなことない‼︎って反論したんだけど、だめそうなので今では大人しくすることにした。



「今日何時に約束してるの?」


「10時に来てくれるって!」


「じゃあゆっくりできるな……髪、やってやろうか?」


「やった!ひーくん大好き‼︎」




だって、ひーくんが髪やってくれるのすっごく可愛いのばっかりなんだもん。
ひーくんはきっと素敵な美容師さんになると思う。