楽しみなことがあると、時間が経つのも早い訳で。
あっという間に放課後。
「藍堂くんて、甘いもの大丈夫なんだねっ!意外〜!」
「こいつ、昔っから甘いものだけには目がなくてねっ。
ホールケーキ一個食いしたことあるんだからー!」
「おまっ……余計なこと言うんじゃねぇ!!///」
鮎夏め……
恥ずかしい過去をズバズバと……
「3名様ですね?こちらへどうぞ〜」
なんだかんだ話しながら30分くらい待った後、店員に中へ案内される。
「きゃあー!ケーキがいっぱい〜!!」
「こんなにたくさん、食べられないよぉーっ」
なんて言いながらも、皿にどんどんのせていく2人。
鮎夏はわかるが……
春田は、こんなちっさい体のどこにこのケーキが入るんだ!?