「ねぇ、けんちゃん・・・なにかあったら叫んでね・・・」



俺は、あの決闘(聖と付き合うかってやつ)に負け、聖と付き合うことにしたため

今から告白をしにいくところだ。


「綾乃・・・助けにきてくれr・・・」



「あー違う違う写真、撮りに行く。」



は?お前そうとうのアレか?腐女子か?



まぁいいや来てくれることに変わりはない。



「別にいいけど、叫んだらすぐ来いよ?」




「うん。デジカメもって駆けつけるからね!」



「た、頼もしいな・・・」




「じゃあ・・・いってらっしゃい・・・」






「まって綾乃・・・」



「けんちゃん・・・?どしたの?」



「俺・・・聖と付き合っても、お前が好きだからな」



「けんちゃん・・・嬉しい・・・」




でも・・・と、綾乃は話しだした。



「でも・・・でもね・・・けんちゃんが聖くんのこと好きになってもいいんだよ?
けんちゃんが聖くんのこと好きになっても私がいるからってなってほしくないから・・・」



「なんねーよ・・・たぶん・・・」



「あぁーたぶんって言った~だってさ・・・











いいと、思うよ?男の子どうしでも愛は愛なんだから。」





それを聞いた俺は、安心したように笑った。