私はビックリして「ひゃっ」と

声に出してしまった。

すると、私の声で起こしてしまったのか、

男の子は目を覚まし起き上がり、

「あ、ごめん。んじゃ。」

と、言い残し去ろうとしたので

私は咄嗟に、

「あ、あのっ!

 ちょっと待ってくださいっ!」

と、彼を止めてしまった。