「美奈っ!」

親友の薫が私を抱きしめて目の前の光景を見えないようにしてくれる。

「ごめんね薫。ありがとう。」

いつも、薫は隠してくれるけど…今は見えちゃったの。


私と目があった。彼が、ニヤッと笑ったところを…。