「あいら、おはよ」
噂をすれば亮がきた。
あと、雄也も。
「おはよー」
「あ!橋村こないだはありがとな」
亮はももかに微笑んでそう言った。
「う、うん!」
ももかは顔を真っ赤にしてうなずいていた。
「ももか顔真っ赤!」
わたしは亮と雄也に聞こえないように言った。
「え、うそ?!」
「ほんとー!」
ももかは焦って顔を隠していた。
恋する女の子って可愛いかも。
わたしは微笑みながらももかを見つめた。