「あー!怖かったねー!」
「そう?普通だったけど」
「わたしにとったら怖く感じるんですー」
それから、わたしたちはいろんなとこを回った。
途中で雄也とももかに会って手をつないでるところを見られたけど亮は堂々としていた。
だから、わたしも堂々と歩いた。
雄也とすれ違ったときに「よかったな」って雄也に言われた気がする。
そのとき思わず微笑んでしまった。
「なぁ、あいら」
「ん?なに?」
「ちょっと行きたいとこあるんだけどついてきてくれるか?」
「いいけど」
どこ行くんだろ?
わたしはとりあえず亮についていった。