学校につくと文化祭の準備ができていた。
「わぁー!すごいね!」
「だな」
わたしは前半は仕事をして、後半は亮と回るんだ。
優奈は彼氏さんと、ももかは「仕方ないなぁ」とか言いながら雄也と回ることになったらしい。
前半の仕事はあっという間に終わった。
「前半の人たち回っておいでー!」
「「「はーい」」」
そう言ってわたしたちは文化祭を回りに行った。
「亮、どこからいく?」
「お化け屋敷は?」
「はぁ?わたしがお化け屋敷苦手なの知ってるくせにー!」
「だから、行くんだよ。そのほうが楽しくない?」
「亮のいじわる!」
わたしはそう言ってほっぺたを膨らませ亮から目をそらした。