「…え?なんで、それ…」
「今日橋村から聞いた」
「ももかから…?」
「そう。あいらはたぶん無理してるって」
「…無理?無理なんかしてないよ?」
「だから!お前は俺を好きになろうと無理してるんだろ?それなら、別れたほうがいい」
「…ううっ…嫌だよ!別れたくないよ!ううっ」
そんなの俺も同じだよ…
でもこれは言えない。
今はとりあえず別れるしかないんだ。
「じゃあな!幸せになるんだぞ!」
俺は少し泣きそうになるのを我慢しながら言った。
そして、あいらを残して俺は帰った。