【亮side】
「とにかく!あんなに仲良かったのに別れるって意味わかんない!ももかが可哀想!」
そう言ってあいらは走って帰っていった。
「別れた理由言えるわけねぇよ…」
俺はボソッとつぶやいた。
俺だってももかを悲しませるようなことはしたくなかった。
でもな、あいらのこと忘れられねぇんだよ。
お前が好きなんだ…
でも、お前には大切なやつがいる。
別れてくれたら嬉しい。
こんなこと願う俺って最低だな。
人の幸せを壊すなんて本当最低だよな…
俺は諦めるしかないのか?
どうすればいいかわかんねぇよ。