「もう一回やりなおそ」

なんだか私が頼んでるみたいに結局はなって・・・

繰り返すばかりだった。

わかっていたつもりで分かっていない自分が嫌で嫌でたまらなかった。

離婚なんかでお母さんとお父さんを憎んでた私自身も自分で自分を不幸にしていた。


だから本当に最後にしようと心に決めた。

だも今回は彼と長く続いて結婚しよーねぇなんてことも言ってたくらいで高校が別々でも大丈夫だって本気で思っていた。


けど、また私だけが浮かれていたらしい・・・春休みが終わったとたん高校生活が充実しだしたとたん別れを切り出され、3日後には新しい女の子が隣にいた。




もう男は信じないと決めたし、あいつには二度と会いたくない。恋もしない。
元彼:乾 琉(いぬい りゅう)
この名前だけは決して忘れない。




そんな私は現在高校生になっている。