「髪、ずいぶん伸びたよね... 」

年度の始めはショートヘアーだった

今は、ポニーテールが出来るくらいまで伸びた

「切らないの?」

なんとなく邪魔そうな顔をしていたから聞いてみる


「悠雅ってショートヘアー好きなんだよね?」

ニヤニヤしてる...

「そうだけど、夏音ならなんでもいいよ」

甘ったるいセリフ。

「そう、じゃあ別れたら切ろうかな」

そうくるかww

「なんで?」

「別れたことを後悔させてあげる」

そんな話をしながら歩いていると、


着いてしまった。

「夏音、さっきの別れたら切るって話、無理じゃない?」

「なんで?」