次の日、奈々は寿と一緒に登校してきた。
恥ずかしそうに、でも嬉しそうに顔を高揚させながら。
昨日までは私があの場所にいたんだよなって思いながら奈々のこと見てたら、星哉が教室に入ってきた。
「おはよっ!」
「おはよう」
席につこうとする星哉の近くに行って挨拶したら、星哉は私の方を見もしなかった。
昨日……星哉の誘いを断ったから?
夜電話かけたけど、忙しいって言って、すぐに切られちゃったし……
「ごめんね?」
「何が?」
そこで星哉は初めて私の方を見る。
「せっかく昨日誘ってくれたのに、行けなくて」
「もういいって言っただろ?」
素っ気ない。
「今日は忙しい?」
「部活」
「そのあととか」
「カナリ遅いんだけど」
「そっかぁ……」
会話が途切れて、喋ることがなくなって、私は席についた。
星哉が怒るの、無理ないよ。
奈々はずっと寿といるし、きっとお昼もそうなんだと思う。
私は……一人だ……
机の上で一人、お母さんがつくってくれたお弁当を広げたら、ガタンて前の席のイスが鳴った。
顔をあげたら、そこには星哉が―――――
恥ずかしそうに、でも嬉しそうに顔を高揚させながら。
昨日までは私があの場所にいたんだよなって思いながら奈々のこと見てたら、星哉が教室に入ってきた。
「おはよっ!」
「おはよう」
席につこうとする星哉の近くに行って挨拶したら、星哉は私の方を見もしなかった。
昨日……星哉の誘いを断ったから?
夜電話かけたけど、忙しいって言って、すぐに切られちゃったし……
「ごめんね?」
「何が?」
そこで星哉は初めて私の方を見る。
「せっかく昨日誘ってくれたのに、行けなくて」
「もういいって言っただろ?」
素っ気ない。
「今日は忙しい?」
「部活」
「そのあととか」
「カナリ遅いんだけど」
「そっかぁ……」
会話が途切れて、喋ることがなくなって、私は席についた。
星哉が怒るの、無理ないよ。
奈々はずっと寿といるし、きっとお昼もそうなんだと思う。
私は……一人だ……
机の上で一人、お母さんがつくってくれたお弁当を広げたら、ガタンて前の席のイスが鳴った。
顔をあげたら、そこには星哉が―――――