キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴りSHRがはじまる…
隣には…田中君がいる…
意識しちゃうよ
田中君…優しそうな目をしてるね。

じーっと田中君を見つめているとふと目が合う。
なぜか恥ずかしくなって目をそらす。
すると田中君が口を開いた。

田中君「俺、田中龍海。よろしく‼」

初めて聞いた田中君の声は、低くて落ち着いてて、どことなく優しい声だった。

真梨「あたし、篠島真梨!!よろしくね!!」

田中君「真梨!!よろしくっ!!」

初対面でいきなり呼び捨て!?
田中君って意外とチャラかったり⁇

真梨「田中君、よろしく!!」

田中君「りゅーかいでいいよ〜」

真梨「り、龍海⁇」

は、恥ずかしい

龍海「呼び捨てにしただけで顔が赤くなるとか真梨可愛ー」

この人なんなんだ⁇人の事馬鹿にして遊んでる⁇
あーもうっ!!こんな人に振り回されるのは、ごめんだ!!

真梨「龍海、龍海、龍海、龍海!!」

龍海「真梨、顔真っ赤だよ」

龍海は馬鹿にするようにあたしの顔を見て笑う。
キィっと睨むと

龍海「真梨、わかったわかった。怖いから睨まないの」

真梨「龍海のバカァ」