「ねぇ菜月ちゃん?」

『何ですか?』

「今日はもちろん泊まっていくのよね?」

『へっ?』

「そうだよ」


えぇっっ!?

良夜何言ってるの!?

と、泊まるって言っても……


『洋服とか持ってきてないんで……』

「あら、そんなの美紀が貸してくれるわよ!」

『でも…』

「泊まっていきなさいよ!私ももっと菜月ちゃんと話したいし!!ね?」


そこまで言われたら……


『じゃあ、お言葉に甘えて』

「部屋は二人とも良夜の部屋で良いわよね?」

「あぁ」

『あ、ちょっと親に電話してもいいですか?』

「あぁ、そうね!いいわよ♪」

『じゃあ、ちょっと失礼します』


そしてあたしはリビングから出て廊下に出た


プルルルルッッ


プルルルルッッ


ピッッ


<菜月ー?どうしたの?>

『あ、お母さん?あのね今日彼氏の実家に泊まってくるね』

<そうなの?失礼のないようにしなさいよー?>

『分かってるよ』

<あ、今度お母さんにも彼氏に会わせてよ>

『あぁ、そういえばまだ会ったこと無いんだね。』

<そうよ!>

『分かった。近々会わせるね♪』

<はーい!じゃあ、楽しんで>

『うん!バイバイ』


ピッッ


近々会わせるねって言ったけど……


お母さん良夜のこと気に入ってくれるかな?


……良夜だからそんな心配いらないか!!


会わせるの楽しみだなぁ~♪