「ごめんって!!ほんとにわざとじゃないんだって!!信じてよ!!」
「意味が分かんない。なんでさっきとしゃべり方が違うの?」
すると、明らかに動揺したようなそぶりを見せる
「・・・・・・なんか隠してる」
「か、隠してないよ!!とりあえずごめんって!!」
「い~や!!隠してること話してくれないとこのこと学校の全員に言いふらすから」
「ええ!!それは困るよ!!」
「だったら話しなさいよ」
私は被害者だ。だったらこの加害者に何か強制しても私は悪くない!!
「・・・・・・どうしても?」
「どうしても」
「・・・・誰にも言わない?」
「・・・誰にも言わなかったら話してくれるの?」
正直彼の隠していることには大して興味がなかった。
でも、何もしないまんまじゃ私の気が済まない
「・・・・わかった。話すよ」
でもそれはとんでもない内容で・・・
「僕はね。実は・・・・食べたものの味によって人格が変わるんだ」
・・・・・は?
「・・・・嘘をつくにももうちょっとマシな嘘はなかったの?」
「嘘じゃないって!!!嘘だと思われるかもしれないけど本当なんだよ!!信じて!!」
嘘を言ってる顔には見えない・・・けど・・・
信じられない。信じられるわけがない。
「どんな人格かは僕にもわからない。彼らの記憶と僕の記憶は共有されないんだ」
「そんな・・・漫画みたいな話・・・」
「でも君もその目で見ただろ?チョコを食べた途端僕の人格が変わるのを。」
確かに彼は「久しぶりに出てきた」といっていた・・・・
「でも・・・普段のご飯はどうしてたの?」
ご飯のたびに人格が変わってたらふつうに食べることはできないだろうし
「無味のものなら僕のまんまなんだよ。おもにじゃがいもとかお米とかパンとか」
「おかずは?おかずは食べないの?」
紗凪は少しさびしそうに小さくうなずいた。
「いろんなもの、いろんな人が作った料理も試したんだけど・・・どれもぜ~んぶダメだった」
自嘲するような笑顔をこちらに向ける。
「・・・・・好きな味とかもないの?」
「うん。食べた途端に人格が変わるから僕は無味以外の味を知らない。」
・・・・・・・・・・・・ほんと・・なんだろうな・・・
じゃないとこんなことこんなに悲しそうに話せない
「・・・・わかった。信じてあげる。」
「・・・・・え?」
「他の人にも言わないであげる」
「ほんとに?!ありがとう!!」
「その代わり!!条件があります!!」
「条件?」
「私が貴方にも食べれる味があるものを探してあげる。だから私が差し出すもの以外あんまり食べないこと。わかった?」
これは義理だ。だってさっきの話を聞いてたら・・・・かわいそうじゃん?
紗凪はしばらくポカンとした顔をした後ケラケラと笑いだした
「な、なんで笑うのよ!」
「ご、ごめん!ククク あ~・・・ほんっと。詩夏さんはいい人だね。うれしいんだよ。単純に。ありがとう」
そんなことをまっすぐにこちらを見ながら言うもんだから・・・・・
キュン・・・・・
少し・・・・
少しは見直したかな・・・・
ただのチャラ男じゃなかったんだ・・・
ん???!!ちょっと待て!!キュンってなんだキュンって!!!
見直しただけだから!!それだけだから!!!!
「意味が分かんない。なんでさっきとしゃべり方が違うの?」
すると、明らかに動揺したようなそぶりを見せる
「・・・・・・なんか隠してる」
「か、隠してないよ!!とりあえずごめんって!!」
「い~や!!隠してること話してくれないとこのこと学校の全員に言いふらすから」
「ええ!!それは困るよ!!」
「だったら話しなさいよ」
私は被害者だ。だったらこの加害者に何か強制しても私は悪くない!!
「・・・・・・どうしても?」
「どうしても」
「・・・・誰にも言わない?」
「・・・誰にも言わなかったら話してくれるの?」
正直彼の隠していることには大して興味がなかった。
でも、何もしないまんまじゃ私の気が済まない
「・・・・わかった。話すよ」
でもそれはとんでもない内容で・・・
「僕はね。実は・・・・食べたものの味によって人格が変わるんだ」
・・・・・は?
「・・・・嘘をつくにももうちょっとマシな嘘はなかったの?」
「嘘じゃないって!!!嘘だと思われるかもしれないけど本当なんだよ!!信じて!!」
嘘を言ってる顔には見えない・・・けど・・・
信じられない。信じられるわけがない。
「どんな人格かは僕にもわからない。彼らの記憶と僕の記憶は共有されないんだ」
「そんな・・・漫画みたいな話・・・」
「でも君もその目で見ただろ?チョコを食べた途端僕の人格が変わるのを。」
確かに彼は「久しぶりに出てきた」といっていた・・・・
「でも・・・普段のご飯はどうしてたの?」
ご飯のたびに人格が変わってたらふつうに食べることはできないだろうし
「無味のものなら僕のまんまなんだよ。おもにじゃがいもとかお米とかパンとか」
「おかずは?おかずは食べないの?」
紗凪は少しさびしそうに小さくうなずいた。
「いろんなもの、いろんな人が作った料理も試したんだけど・・・どれもぜ~んぶダメだった」
自嘲するような笑顔をこちらに向ける。
「・・・・・好きな味とかもないの?」
「うん。食べた途端に人格が変わるから僕は無味以外の味を知らない。」
・・・・・・・・・・・・ほんと・・なんだろうな・・・
じゃないとこんなことこんなに悲しそうに話せない
「・・・・わかった。信じてあげる。」
「・・・・・え?」
「他の人にも言わないであげる」
「ほんとに?!ありがとう!!」
「その代わり!!条件があります!!」
「条件?」
「私が貴方にも食べれる味があるものを探してあげる。だから私が差し出すもの以外あんまり食べないこと。わかった?」
これは義理だ。だってさっきの話を聞いてたら・・・・かわいそうじゃん?
紗凪はしばらくポカンとした顔をした後ケラケラと笑いだした
「な、なんで笑うのよ!」
「ご、ごめん!ククク あ~・・・ほんっと。詩夏さんはいい人だね。うれしいんだよ。単純に。ありがとう」
そんなことをまっすぐにこちらを見ながら言うもんだから・・・・・
キュン・・・・・
少し・・・・
少しは見直したかな・・・・
ただのチャラ男じゃなかったんだ・・・
ん???!!ちょっと待て!!キュンってなんだキュンって!!!
見直しただけだから!!それだけだから!!!!