紗凪くんが転校してきてから数日たった。


紗凪くんはルックスもいいししかもかるーい性格だから一気に学校の人気者になった


そして・・・・・


「あの~・・・・すみません・・・紗凪先輩いますか・・?」


「君一年生?ちょっと待って。お~い莉斗!!女の子が呼んでるぞ~」


「うぇ~い。今いく~~」



「あ~あ。また莉斗呼ばれてるよ~告られるんだろうね~」


「知らないし。私には関係ない」


「あんた莉斗のこと何でそんなに嫌ってんの?」


「別に?合わないだけ」


「わけわかんな~い」


別に嫌いなわけじゃないとは思う。


ただなんとなく・・・関わりづらい。


「ふ~ん・・・・私、莉斗のこと狙っちゃおうかな~。てかさ~まじで莉斗カッコよくない!?」


「がんばれ~~。私トイレ行ってくる」


ごめん。紗凪くんのことはわりかしどうでもいい。


めんどくさくなってきて私は席を立った。