ガララッ
丁寧に扉を開けて出てきたのは、すごく優しそうな男の子だった
「はじめまして!紗凪 莉斗って言います!!え~・・・現在彼女募集中です!よろしくお願いしま~す」
・・・・前言撤回。優しくない。ただのチャラ男だ。
私があんまり好きじゃないタイプだな。
あんまり近づかないようにしよう・・・
「席は~・・・・・椎名のとなりが空いてるな。そこでいい。座れ」
は?
「うわ~詩夏羨ましい!!!いいな~~」
・・・・香鈴。今そういうのいらない・・
しかもなにこいつ・・・
「あの・・・私の顔に何か?」
「あ?いや?なにも?」
人の顔ガン見してて何を・・・・・
「とりあえず隣なんだからいろいろ世話してやれよ?詩夏。」
はあ!!?
「なんで私が・・・・!?」
「別にいいだろ?世話してやってくれたら今回の遅刻の分の課題チャラにしてやってもいいぞ?」
それは・・・・・・
「わかりました。やります」
「素直な人だねwww詩夏さんはwwww」
・・・・・・初対面で人を笑うな!!
「とりあえず宜しくね?詩夏さん」
ほんっっっとに今日は
「最悪な日だ・・・・・・・・・・・」
その日一日私はため息しかでなかった・・・