すごく昔の話。私がまだ6歳だったときのこと。


「ねえ、どこに行くの?______?」


同じ年くらいの男の子に声をかける。


「いいところだよ。とてもいいところ」


とても嬉しそうに答える男の子は顔はぼやけていて・・・


「いいところ?」


「そう、ここだよ」


着いたのはとても古い神社。私と男の子は二人で境内の前に立つ


「ここで何をするの?」


「神様にお願いするんだよ。詩夏にたくさんのお友達ができますようにって」


そう言ってまた嬉しそうに笑う男の子。


「私?じゃあ私は_____にたくさん友達ができるように願うよ!」


ここで私の記憶は途切れた。