『殺し屋は、感情を一切持ってはいけない。』


私は、12歳の時からそう言われてきた。

この時、殺人に手を染めた。


初めて殺した人物。


それは自分の両親だ。


その時の私は、ただ必死だった。

殺らなきゃ自分が殺される。


最初は抵抗があったが、

今まで私が両親にされてきた事が脳裏をよぎり、


恨む気持ちと、これ以上ない憎しみが勝(まさ)った。


4年経った今でも私に感情などない。


ただ、言われた人物を殺す。


何の抵抗も無しに。



それが、私の人生。



生きていく方法。