<ここは生物室。中学高校含め部員39人と顧問二人からなる生物部の拠点である>



「「お前はバカかぁぁぁ!!!」」
怒声が生物室に響きわたる。
中学部長と副部長の叫び声だ。

もちろん、お前とは先輩のことである。

「いやでもあんなこと言われたら普通キレるよ!!
いや悪かったとはおもってる。悪かったとは」

「もうちょっとカルシウム取りましょうよせんぱーい」

後輩が茶化す。

「とってるわ!!そもそもあれはお前が・・・」

「はいはい落ち着けー」

言い合いになりかけたとき。高校部長、つまり生物部総合部長が現れた。

「ねーねー高校部長かつ総合部長な先輩聞いてくださいよ!!
なんか『四天王』と対決することになったんすよ!!」

「まー落ち着け。
で、なに?『四天王』と対決ってなんで?」
中学部長がわけを話す。
すると高校部長は考え込み、

「・・・それ、お前が悪くね!?」
と、後輩に向かって言ったのだった。

「てへ☆」

「いやてへじゃねーよ!!!」