次の日は土曜日だった為、学校がない。
それは、私には好都合だった。だって、一緒にいる時間が多い程、裏切る事が苦しくなるから。

それに、杏奈も今日は倉庫に来れないらしいからね。



倉庫に入り、部屋でゆったりしていた。
丁度その時、部屋の扉が開いた。


下っ端「また、3人やられました。
1人は頭を鉄パイプで殴られ重症、後の2人は骨が何本か折れてるだけでした。」

遼也「そう。もう下がっていいよ。」


下っ端が出て行き、部屋の空気は更に悪化した。そう、もっと悪化したらいい。

その方が裏切り者になった時、頭で判断しててもイラつきが増して言ってはいけない事が出てくる。それでいい。


私もあなた達に酷い事を言う。
だから、あなた達も私に酷い事を言えばいいんだ。