学校につき、自分の席へと行く。


「笹野さん、おはよ」

声をかけてきた男の子。

それは隣の席の西園寺 和也。

私は…彼が苦手。

だって、魅力的すぎて、隣に居るのも辛い。

話し掛けられても、一言二言で会話が終わる。

周りの女子からの、冷やかな目。

耐えられない。

だから、私は彼と必要最低限しか話したくない。