やっと食事にありつけた弘瀬は、鳥の唐揚げを大口で頬張る。



「篠束は昔から良く食べるね!私、美味しそうに食べる人タイプなんだよ!」



「…初耳だけど?」



嬉しそうに弘瀬へ話し掛けた紗槻に、理々葉が突っ込む。

本当に初耳だけど、理々葉のトゲのある言い方に、紗槻の口元がピクピクッと震えたのがわかった。



「さっ、最近…そうなの!;;」



「ふぅーん」



…理々葉、怖いよ;;