だが、2階に続く階段下にある靴箱には、たくさん靴が入ってる。



「荷物、ここに置かせて貰う?」



「そうする」



荷物を靴箱の前に置き、靴をしまって階段を上がる。

階段を上がれば、左手にドアがあり、すぐに30人は入れる広間がある。



「遅いよ聖奈!」



「うわっ;;」



「失礼なリアクション…;;」



ドアに手を伸ばした瞬間、勝手に開き、疲れた様子の理々葉の顔が、目の前に現れた。