「お待たせ。相変わらず、このテーブルなんだ?」



「当たり前でしょ」



当たり前かは知らないけど、禁煙席の窓際の端席が好きな紗槻。

懐かしい3人に会い、喜びを噛み締めながらドリンクバーを注文。

理々葉の隣に腰を降ろし、正面の飛鳥とハイタッチ。

久しぶりの4人で、テンションが上がってる。



「どう?あれから」



「何もないよ」



足を組み、クールにいきなり訊ねて来た理々葉。

実は、理々葉は小1の時からずっと仲良かった。