…妬いてくれたら、良かったのに…。

そう思う自分が居た。

弘瀬の冷たいの目、馬鹿な自分が嫌だ。



「弘瀬、着替え…」



「…聖奈?」



「ほら、モップ終わらせないといけないからさ!」



無理に笑い、弘瀬を着替えへと追いやり、床を拭いて行く。

キャプテンからもモップを受け取り、1人で予鈴ギリギリまでかかり、体育館の掃除を済ませる。

放課後の部活が、今から憂鬱だ。