なぜか食べ終わったのに引いてなかった美彩の分も書いておく。
「あー、なんか嫌な予感がする」
「それね。また石部くんの横だったらどーしよ」
石部くんとは、今美彩の隣の席の男子。石部啓也(イシベハルヤ)のことだ。
歯磨きをしながら、そんな話をした。
教室に戻ると、佐々木煌大(ササキコウダイ)が既に先生が書いた席の絵に名前を当てはめていた。
絵とくじの紙の番号が一致しているところに、名前を書いていく。
煌大の周りには、人だかりができていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…