「わかった。じゃ、先生が作っとくから、給食食べ終わった子から書くように!」
そういって、先生は2枚の紙にそれぞれ男子と女子の分の数の線を引いて、線の下に番号を適当に書いていた。
その番号の部分だけを折って隠して、自分の名前を書いていく。
「あー、やっと大川の隣から解放されるー」
「うるせー。くじ運悪けりゃまた隣かもしれんのに」
「うちくじ運強いんですー」
とかいって、そんなに強いわけじゃないけど。
今日の給食はカレーだったから、案外早く食べ終わっちゃった。
「美彩、書いた?」
「ん。まだ。うちの分も書いといてー」