それを見た連は。

「そっか。でもなんかさ笑美さ、何でもできちゃうから。バスケ続けたら絶対エースだったと思うよ。」

「えぇ。そんな事ないよ・・・」

私はキリッと睨む。

「あっはははは!!恐い顔しないでー・・もー!!笑美の笑顔台無し!!」

にゅーっと連が自分の頬を指で上にあげる。


その頃も私の頭の中では先ほどの「1年」が渦巻いていた。