「あっー…トイレ」

私は嘘を言う、すると連はそっかぁと視線を私から女子に向けてまた話 始めた。

私はパタパタと小走りで屋上への階段に向かった。

連には一つ、おかしな所がある。
学校での態度、他のクラスメイトといると私には目もくれない。
しかし帰るときばかりベタベタしてくる。

その態度が少しムカつく。
きっと私は道具なんだろう。
さっきまでマイナスに考えるな、と自分に言い聞かせたのに許してしまっていた。
階段を登りきるとそこには大きなドアがあった。